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『ドグラ・マグラ』
2005年10月05日 (水) 23:58 | 編集
 こんばんは。今日は「読むのにとても苦労した本」の紹介です。

20051005233558.jpg

夢野久作『ドグラ・マグラ (上)』角川文庫、1976年
夢野久作『ドグラ・マグラ (下)』角川文庫、1976年


 この本を説明するのは物凄く難しいです。
「日本一幻魔怪奇の本格探偵小説」
「日本探偵小説界の最高峰」
「幻怪、妖麗、グロテスク、エロティシズムの極」
 これは、作者夢野久作が、この作品を自費出版したときの宣伝文句です。確かに、といった感じですね。

 この小説、タイトルがまず不思議ですよね。『ドグラ・マグラ』。一度聞いたら耳に残ります。その所為で、どこかで聞いたこのタイトルを覚えていました。
 それから装丁。私は角川文庫の版で読んだのですが、上に載せてある画像を見てもらえば分かるように、かなりのインパクトがあります。

 私の好きな本屋さん(池袋のジュンク堂書店)で、平積みになっていたときに思わず手にとりました。
 かなり目を引く装丁に、どこかで聞いたことがある奇妙なタイトル。
 で、裏表紙に書かれた宣伝文句を目にしたのですが、その時は「エロ・グロ小説」としか認識していませんでした…。
 だって、表紙がこんな絵だから、ねぇ?

 それからまたしばらく経ちまして、今度は本の中でこの本を見かけます。
 どの作品だったかは忘れましたが、森博嗣の小説の中で登場人物の萌絵ちゃんが「ドグラ・マグラは最高のミステリィよ」みたいなことを言うんです。
 ……え!?『ドグラ・マグラ』ってミステリなの!?と思った私。
 エログロかつミステリだなんてどんな小説なんだろう、とかなり興味が湧きまして即購入しました。

 でも、読み始めると、これがなかなか進まないんです。
 普通の小説風の文体だったり、論文だったり、活弁士風だったり。書き方もコロコロ変わります。
 探偵小説なのに探偵は狂人です。
 もう、話が捩じれて捩じれて大変です。
 読んでいる途中に私の気分まで沈んでしまって軽く鬱でした。
 
 ところが何故か、読み終わると不思議なことに気に入っていました。本当に不思議ですよね。もう1度読み返したいと思えます。

 そんな不思議なミステリ、『ドグラ・マグラ』をぜひお試しください。


追伸。それ以来、夢野久作の本が結構気に入って沢山読んじゃいました。
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