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Tout va bienはフランス語で万事快調! 私をハッピーな気分にさせてくれる物の紹介plus日記です。
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ムッシュー
2005年09月11日 (日) 23:55 | 編集
 こんばんは。色々なTV局で選挙特番をやってますねー。でも、全然関係ない話をしちゃいます。
 今日は久々にフランス文学の紹介です。

monsieur.jpg

ジャン=フィリップ・トゥーサン『ムッシュー』(Jean-Philippe Toussaint : Monsieur)野崎歓訳、集英社文庫、1995年

 ジャン=フィリップ・トゥーサンは私の好きな作家のひとりです。出会いは偶然。
 大学生の時、夜中にTVを見るのが私の習慣でした。特に2時頃から始まる映画。ちょうどその時間帯、私はそろそろ眠ろうと思ってベッドに入るんです。そして、眠るまで見るのにちょうど良い番組はないかしら?ってチャンネルを変えます。
 そうすると、映画をやってるんですよ。私は吹き替えの映画はあまり好きじゃないからTVではあまり映画を見ないですけど、その時間帯の映画は字幕なんですよね。

 そんな感じで、偶然TVでやっていた彼原作の映画、『浴室』に出会いました。
 タイトルが椎名林檎の曲と同じだった事に惹かれて見始めました。
 でも、その時間の映画は大抵は途中で寝てしまうのです。時間も遅いし。こういう白黒で静かな映画だと特に。
 この映画も「多分眠るんだろうな、眠るのにちょうど良さそう」って見始めたんです。
 ところが、不思議な世界観が何故か気に入ってしまい、最後まで見てしまいました。でも、その時はトゥーサンのことは知りませんでした。

 映画のことを忘れてしばらく経ったある日、古本屋さんで『浴室』というタイトルの本を偶然見つけました。
 それで、以前見た面白かった映画のことを思い出して何となく手にとってみたんです。そしたら、前に見た映画の原作じゃありませんか!!
 びっくりして、購入して読みました。

 私はこれまでにあんなに上手に映画化された小説を見たことがありません。原作を読んで映画を観ると大抵がっかりします。映画を観た後で原作を読むと、「原作の方が良い」と思います。
 でも、この小説は、映画のままだったんです。
 不思議な世界観がそのまま。

 それから、トゥーサンを気に入って彼の作品を何冊か読みました。多分、翻訳があるものは全部読んだはずです。
 その中で特にお薦めなのがこの『ムッシュー』なんです。
 最後の1文がとっても良いです。
 不思議な雰囲気はあるんですけど、読んだ後「???」って感じではなくて何だか幸せな気分になれます。

 たしか、これも映画化されていたはず。観てみようっと♪
 
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